アニャ・ガラッチョは、鉛、塩、生花、果物、植物、ろうそく、チョコレート、石、チョークなど、時間の経過と共に変化する素材を持ち込んだインスタレーションを製作する。

10,000本の赤いバラを床に敷き詰め、乾燥によって収縮するところや、1トンの塩を海岸に柱上に積み、干潮や波によって柱が崩れ、塩が採取されたもとの海に帰って行くところを見せたり、お菓子用のチョコレートを画廊の壁一面に塗り付けたところを鑑賞させたり、1メートル角の立方体の氷が、展覧会会期中に融けて小さくなり、最後に消失する展示を行った。

彼女は多くの場合、作品には単一の素材を大量に使用し、空間全体をダイナミックに変化させ、自然の素材と場所との関係を模索し、そのプロセスの変化に事物の在り方を見い出し、事物が変容し崩壊していく過程から「生」と「死」を表現する。



アニャ・ガラッチョは、現在ロンドンで構想中ですが、、陶芸、漆芸など金沢の伝統工芸を研究したいと希望しています。

金沢に滞在し、こちらの風土や異文化に接し、学生との共同作業の中で、どんな作品が生まれる か期待されます。
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