理事長挨拶

「かなびサポーター」は、金沢美術工芸大学が行う教育研究活動に関する取り組みを広く周知するとともに、より一層の教育研究活動の充実並びに修学環境の充実を推進するため、「かなびサポーター会員」を募集し、寄附金をお納めいただく制度です。

 本学は、1946年11月、戦後の混乱と虚脱のなか、学問を好み、伝統を愛し、美の創造を通じて人類の平和に貢献することを希求する金沢市民の熱意により、工芸美術の継承発展と地域の文化と産業の振興を目指して開学し、以来、芸術が社会に果たす役割を自ら探し行動する人材を育成・輩出してまいりました。
 また、2010年4月には公立大学法人に移行し、金沢市民に支えられる公立大学として、自主性と自立性のもと、より効率的な運営を心掛けるとともに、教職員が一丸となって創意工夫を凝らし、教育と研究の高度化や個性豊かな大学づくりに取り組んでおります。

 金沢市は、「世界の交流拠点都市金沢重点戦略計画」(2014年)を策定し、本学のキャンパス移転整備を重点施策の一つとして位置付け、2017年2月に「金沢美術工芸大学移転整備基本構想」、2018年2月に「金沢美術工芸大学移転整備基本計画」を策定しました。
 本学は、近い将来に新キャンパスへの移転を見据える現在、この基本計画で定められたコンセプト《開かれた美の探求と創造のコミュニティ》のもとで、様々な領域の垣根を越えて交流する教育研究を推進し、地域や世界に開かれた美の探求と創造のコミュニティとしてのキャンパスを実現するために、新たな歩みを始めています。

 私は、「かなびサポーター会員」の皆様一人一人が、本学の学生・教職員とともに芸術文化の発展に寄与することを喜びとされ、教育研究活動の充実にお力添えいただくことを切に願っております。
 つきましては、この「かなびサポーター」制度の趣旨にご理解とご賛同を賜り、ご入会いただきますよう心よりお願い申し上げます。


 

金沢美術工芸大学学長 山崎 剛
金沢美術工芸大学学長 山崎 剛 名前
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