展示コーナーの案内
図書館に入ってすぐ左側にある展示コーナーは、ささやかな場所ですが、ここで古今東西の美術や文化全般に関わる書籍を紹介していきたいと思います。教員はもとより、学生諸君からも、展示の企画を公募します。
展示品は、本館所蔵のものを原則としますが、企画によっては、そうでなくてもかまいません。
このページでは、過去の展示について紹介し、また、展示の予定についても順次記していきます。
- 日本の凧世界の凧展 (2011.12.26〜2012.3.2)
黒瀬弘一氏(金沢海みらい図書館司書)収集による凧の展示をしています。
(企画・展示/附属図書館)
- レオナルド・ダ・ヴィンチ手稿展 (2011.10.1〜2011.11.30)
レオナルド・ダ・ヴィンチは優れた画家や彫刻家であると同時に、解剖学や土木工学にも精通していて、膨大な手稿を残しています。当時ではあまりに奇抜で人々には理解できない?発想や思考そして設計。それを今の現代人が見ると、現実に使われているものもあり驚きます。この展示ではダ・ヴィンチの画家や彫刻家と違った一面をご覧ください
(企画・展示/附属図書館)- 月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月展 (2011.8.18〜2011.9.30)
秋は月を愛でる良い季節となります。今年の中秋の名月は9月12日です。また、秋もいいですが、それぞれの季節でも月の風情が楽しめます。春はおぼろ月、夏は月涼し(日中暑いけれど夜涼しい)、冬は凛と冴えわたる月などです。
あなたはどの月が好きですか。
(企画・展示/附属図書館)- 本の装丁いろいろーそれでも本?ー (2011.6.15〜2011.7.29)
今回は本の装丁いろいろというテーマで展示いたします。表紙、裏表紙が紙以外のもので作られていたり、たとえば布、ゴム、鉄板、コルクの合板など。本が入っているケースがカバン風になっているものなどです。
一押しは、ワダエミが作った衣裳?を身に着けたものやダンボールを薄く切って貼りあわせ、本が入るように中をくり抜いたものです。
(企画・展示/附属図書館)- 画集(図書)で見る鴨居玲ー若き日の作品と金沢ー (2011.4.17〜2011.5.31)
今回は当大学出身(入学のころ金沢美専)の鴨居玲の若き日の作品を画集(図書)で見ていただきます。若いころの作品は素人の目から見ても、初々しさが感じられます。円熟期に多い黒を基調に人物を描きながら内面を浮き上がらせるあの凄みはここでは感じられません。年譜によると金沢には17年ほど暮らしたことになります。金沢や金沢美専の風土が画風にどれだけ影響し、街や人は鴨居玲にはどう映っていたのでしょうか。
全国には未だに根強いファンも多いと聞きます。本物の作品に会えるまで画集を見ませんか。
(企画・展示/附属図書館)- 今年度は学生の作品展示を行っています。 (2010.5.24〜2011.3.3)
- さくらさく展ー満開の美大桜が君を待つー (2010.4.7〜2010.5.19)
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。今回は、著名な画家が描いた満開の桜を堪能していただきます。とかく日本人は桜好きです。花は桜木、人は武士・・・などと言って、昔から花と言えば桜と決まっていました。入試の合格電報では“桜咲く”が決まり文句となっていて、難関を突破して入学できた喜びの花として記憶に残るのではないでしょうか。
日本三大桜と言われるのは、三春滝桜(福島県)、山高神代桜(山梨県)、根尾谷淡墨桜(岐阜県)です。それぞれ千年以上の長きにわたって風雨を耐えてきた風格があり、荘厳な佇まいです。いろいろな思いで桜を見上げてください。
(企画・展示/附属図書館)- 洞窟壁画ー先人たちの絵ー (2010.2.1〜2010.3.4)
洞窟壁画とは「ウィキペディア」によれば、「有史以前の洞窟や岩壁の壁面および天井部に描かれた絵の総称。現存する人類最古の絵画である。壁画は4万年前の後期旧石器時代により製作されている。」とのことである。歴史の教科書にでてきたアルタミラ(スペイン)やラスコー(フランス)の洞窟壁画が特に有名である。なかでもフランスのペク・メルル洞窟には絶滅したマンモスの絵があり、先人が実際に見て描いたと思うと古代のロマンを感じずにはいられない。マンモスの絵は他にもたくさんある。今回は描かれた壁画を写真で紹介する。
アルタミラ洞窟
スペイン北部サンティリャナ・デル・マール近郊にある洞窟。長さは270mほど。旧石器時代末に描かれた野牛、イノシシ、馬、トナカイなどの動物を中心とする壁画である。
ラスコー洞窟
フランスの西南部ヴェゼール渓谷のモンティニャック村の近郊に位置する。地下に長く伸びる洞窟は枝分かれし、壁画が集中している大空間がいくつかある。数百の馬、山羊、羊、野牛、かもしか、人間、幾何学模様、おもしろいものでは人間の手とその周りに顔料を吹き付けて手の跡を白抜きに描いた手形など500点もある。
ショーヴェ洞窟
これまで発見されたものでは最古と思われる約3万2000年前の洞窟壁画である。1994年に発見され、発見者の名前が付けられた。洞窟からは多くの絵が見つかっており、260点の動物画があった。描かれている動物は13種類、中にはフクロウ、ハイエナ、豹なども描かれている。
解説はウィキペディアを参考とした。
(企画・展示/附属図書館)- 寅・虎・とら (2010.1.7〜2010.1.30)
平成22年の干支(えと)は、「十干(じっかん)十二支(じゅうにし)」で言うと「庚(かのえ)寅(とら)」の歳になります。十干(甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸)と十二支(子、牛、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)の組み合わせで60年に一度の年回りです。 昔から虎には龍が対となり日本画でも龍虎を描いた屏風や襖絵がたくさんあります。また、虎に竹あるいは竹林もよく描かれています。ここでは皆さんに円山応挙、伊藤若冲、俵屋宗達、尾形光琳等のそうそうたる画聖の虎尽くしの絵を堪能していただき、勇猛果敢に挑む虎を範として、今年の目標に向かっていただければ幸いです。
(企画・展示/附属図書館)- 放浪画家山下清 (2009.12.1〜2009.12.27)
テレビドラマでお馴染みの「裸の大将」こと山下清は、3歳の頃に重い消化不良を患い、その後遺症で軽い知的障害と言語障害が残りました。小学校にあがってからは、それが元でいじめに遭いたいへん辛い思いをしたそうです。反抗的になり粗暴になったために養護施設「八幡学園」に預けられました。学園での教育方針がよかったのか、次第に粗暴な性格から従順な性格になっていきました。また何と言っても貼絵(ちぎり絵)に出合ったことが、画家としての才能を開化させ、人生を変えていきました。18歳の時、学園を抜け出し放浪の旅が始まります。貼絵の制作は放浪しながら風景を記憶して学園や実家に帰ってから描くという、人並み外れた方法でした。代表作には「長岡の花火」があります。闇夜を照らす一瞬の色鮮やかな閃光、それを見ている群衆、花火の色は退色していますが、制作当時はさぞかし鮮やかだっただろうことが、窺い知れます。
画壇での評価は高くはないようですが、大衆にはいまでも人気があります。先日開催された石川県立七尾美術館での“今、よみがえる天才放浪画家・・・山下清展”には家族連れやお年寄りが大勢鑑賞していました。
今回は当館唯一の資料「山下清作品集」式場隆三郎編 栗原書房 1956を展示します。七尾美術館でご覧いただけなかった方はぜひこの機会にご鑑賞ください。
(企画・展示/附属図書館)- 絵の“遊びごころ” (2009.9.1〜2009.11.30)
西洋では“遊びごころ”のあるエッシャーの絵のような、かくし絵、だまし絵、ひずみ絵など、遠近のトリックや錯覚を使った「トロンプ・ルイユ」、「アナモルフォーシス」といった技法がある。 一方、日本でも判じ絵、おもちゃ絵、寄せ絵、上下絵、文字絵などの遊び絵がある。ここでは、古今東西“遊びごころ”がある絵をとくとご覧あれ。
(企画・展示/附属図書館)- “たかがマッチされど燐寸”ラベル展 (2009.4.6〜2009.5.30)
マッチ(燐寸)と聞くと、学生の皆さんはあまり馴染みがないと思いますが、年配の方は懐かしく感じるのではないでしょうか。マッチをすると燐?の匂いがします。その匂いが昭和の時代を思い出させます。ただ最近ではマッチをする機会がめっきり少なくなりましたが・・・・・。一方、マッチには宣伝という性格もあります。それが燐票です。マッチ製造会社の商標デザインと、一般の企業や商店の広告デザインです。この燐票には自然、生き物、道具、シンボル 等のさまざまな図案が描かれています。色あいは赤色が中心でなかなかインパクトがあります。
ちなみに、日本のマッチ工業の創業者は、加賀藩士の子として金沢市穴水町(現玉川町、長町、長土塀界隈)に生まれた清水誠(1846〜1899)です。彼はそれまで輸入に頼ってきたマッ チを、国内で製造し輸出するまでに成長させました。
今回は様々なマッチラベルの展示と併せて郷土人 清水誠の資料も展示いたします。
(企画・展示/附属図書館)- レオナルド・ダ・ヴィンチ手稿展ー寄贈図書「アトランティコ手稿」を中心にー (2008.12.1〜2009.1.31)
この度、木嶋節子様より“レオナルド・ダ・ヴィンチ 「アトランティコ手稿」 ファクシミリ版 本編12巻”をご寄贈いただきました。この資料を蔵書に加えることでレオナルド・ダ・ヴィンチの9手稿のうち6手稿が揃ったことになります。 当時ではあまりに奇抜で人々には理解できない?発想や思考そして設計。それを今の現代人が見ると、先進的な発明や思考能力にただただ驚くばかりです。 ご寄贈のご意思を尊び、ぜひ皆さんに有意義に活用していただければ幸いです。Il codice atlantico di Leonardo da Vinci : Sotto l'alto patronato del presidente della Repubblica Italiana 12 vols [Firenze] : Giunti [New York] : Johnson Reprint [c1974] (レオナルド・ダ・ヴィンチ 「アトランティコ手稿」 ファクシミリ版 本編12巻) 限定998部のうちの273番目
紹 介 「アトランティコ手稿」は、ミラノのアンブロジアーナ図書館収蔵の、401枚から なる手稿です。添付された小紙片を加えると1,119紙葉を数えます。アトランティ コとは、各紙葉の台紙のサイズがアトラス版であるため、そのサイズからとられた名称 です。 また、「アトランティコ手稿」はレオナルドの現存手稿の4分の1に当たります。 内容は、自然科学的・機械工学的な図や設計図および素描が描かれています。例えば、 飛翔機械(飛行機)、自走車(自動車)、可動式橋、戦艦、面白いものでは自動肉焼き機、 自動水汲み上げ装置などがあります。 解説等はレオナルドが生涯にわたって使った、鏡像文字で書かれています。(裏返しの 逆方向の書体) 今回寄贈頂く資料はそのファクシミリ版です。
(企画・展示/附属図書館)- 茶室おこし絵図 (2008.10.1〜2008.11.29)
「起こし絵図(おこしえず)」は「建て絵図(たてえず)」とも言い、茶室の構造が分かる立体図面として江戸時代に盛んに作られました。建築図面でもあり立体模型でもある茶室の「おこし絵図」を組み立てた状態で展示します。
展示のくわしい内容は>>>こちらをごらんください
(企画・展示/附属図書館)- 三谷吾一氏(漆芸家・日本芸術院会員)寄贈作品展 (2008.5.1〜2008.9.30)
4月24日金沢市役所において漆芸家・日本芸術院会員 三谷 吾一氏から金沢市に 漆額 「曜」(よう)が寄贈されました。金沢美術工芸大学に収蔵し学生の創作手本として、また市民の方の鑑賞として附属図書館で現在展示中です。この機会に是非ご覧ください。
作品の概要
平成17年第37回日展出品作。133cm×107p F50号
本作品は、作者の代表的なモチーフである鳥が太陽の照らす街に舞うという心象風景を描いており、独特の点彫り技法と箔や金粉などを用いた色彩法により、繊細で伝統的な技に現代感覚が融合し、柔らかな色彩による透明感あふれる作品となっている。
三谷 吾一(みたに・ごいち)氏
大正8年(1919年)生まれ。沈金の人間国宝前大峰氏らのもとで修業を積み、日展を中心に活躍し、平成14年日本芸術院会員に就任した。輪島塗を代表する伝統的な沈金技法に、ざん新な構成と詩情あふれる色彩とを融合させた独自の作風は高く評価されている。
(企画・展示/附属図書館)
- 「書物と印刷の歴史」資料展 (2008.4.7〜2008.5.31)
書物は中世ヨーロッパでの写本にはじまりグーテンベルクによる活版印刷の発明(1455年)、それに続く揺籃期(ようらんき)(インキュナブラ)と呼ばれた時を経てヨーロッパ大印刷時代(1600年代〜1700年代)へと進んでいきます。この頃になると、出版物が大量に流通しはじめます。 1800年代に入るとウィリアム・モリス(1834-1896)が、当時のイギリスにおける商業的印刷に対して、ケルムスコット・プレスを設立して美しい装丁、活字や縁飾りなどの「理想の書物」を追い求めました。 活字は3タイプのものを使用しています。また手漉き紙には透かし模様(ウォーターマーク)を入れ、奥付には印刷所商票(プリンターズマーク)をデザインして入れています。 今回は当館が所蔵している中世から近代かけてヨーロッパで出版された貴重な書物を展示いたします。
(企画・展示/附属図書館)
- 雪景色 (2008.2.1〜2008.3.4)
2月に入りましたが、まだまだ寒いですね。もうしばらく、冬が続きそうです。 さて、冬といえば雪。今年はあまり降りませんが、雪の積もった風景は、街中であろうが田舎であろうが、実に美しく、心が洗われるようです。そのような雪景色を描いた絵画が、世界には数多くあります。今回はその中から何点か選び出し、皆様に味わっていただこうと思っています。どうぞ、心ゆくまでご覧ください。
(企画・展示/附属図書館)
- 浮世絵に見る正月風景と遊び (2007.12.25〜2008.2.1)
正月休みを故郷で過ごされる方も多いと思います。それぞれの土地に正月の迎え方や風習、しつらいがあります。その根底には身も心も清め、新しい気持ちで新年を迎えたいという心からきているのでしょう。また、正月には、最初に行う行為に初や若の字を付けて呼び習わしています。例えば初日の出しかり初詣、初夢、初湯、初荷、初富士や若水、若餅、若潮などです。ものごとを行うにあたって、年の初めということはたいへん気分がよく日本人好みです。 昔の正月風景を見ると、初日の出を拝み、若水を汲んでその水で雑煮や福茶をつくり、家族でおせち料理と屠蘇(とそ)をいただき延命長寿を願う。表に出れば羽子板で羽根をつく音があり、向こうの方では、凧揚げや独楽回しの楽しげなざわめきが聞こえる。初詣では一年の家内安全を祈り、回礼(年始回り)には親しい人へ年賀の挨拶を行う。
今回は、そういった江戸時代の正月風景を浮世絵で紹介いたします。併せて昔からある正月の遊びも展示いたします。
(企画・展示/附属図書館)
- Merry Christmas! (2007.12.3〜2007.12.25)
12月25日は、言うまでもなく、「クリスマス」。イエス・キリストの誕生日だと思っている人が多いでしょうが、実は、イエスの誕生日は正確には分かっておらず、はるか昔にはいくつかの説がありました。 そんな中、2世紀から4世紀初頭にかけて、エジプトのアレクサンドリアでキリスト教の分派が、他宗派に対抗するため1月6日にイエスの洗礼(のちに降誕も)を祝い、一方ローマではキリスト教徒が、これまた他宗派に対抗するため、12月25日にイエスの誕生を祝い徹夜でミサを捧げていました。そして西暦325年、教会会議において、12月25日がイエスの誕生日と規定されました。つまり、クリスマスというのは、正確には「イエス・キリストがこの世に生を受けたことを祝う日」なのです。なお、「クリスマス(Christmas)」の語の本来の意味は、「キリスト礼拝」です。 日本では、戦国時代の1552年(天文2年)、山口で布教活動をしていた宣教師らが司祭館に日本人信徒を招いてクリスマスを祝ったのが最初とされています。キリスト教が入ってきた3年後のことです。そのしばらく後から長い期間影を潜めますが、1874年(明治7年)に東京の教会で日本人主催による初めてのクリスマス会が開かれ、1880年代に丸善がクリスマス用品を輸入した頃から民間にもクリスマスが広まります。そして19世紀終わり頃には、キリスト教徒以外の人たちにも完全に定着するようになりました。
というわけで、今月は、イエス・キリストの降誕やクリスマスを扱った作品を何点か展示いたします。しばしの間、聖なる気分に浸ってください。
(企画・展示/附属図書館)
- 第二回 中外柴田文庫展 (2007.10.29〜2007.11.30)
中外柴田文庫開設の経緯は、金沢美術工芸大学開学60周年記念事業として中外柴田美術工芸振興基金(昭和55年に中外製網株式会社 代表取締役 柴田三郎氏が美術工芸の研究奨励を図るために金沢市に500万円の寄附があり、それをもとに基金が創られた。さらに同氏より昭和60年に500万円の寄附がありこれを積み増し、おもに卒業生の作品買上に充ててきた。)のさらなる有効利用を図るため、ご子息史郎氏・現代表取締役のご理解を得て、基金を学生や教員の調査・研究のための資料購入に活用し、その資料群を中外柴田文庫と名付けました。それを受けて、文庫と冠するにふさわしい資料を選定し整備を行い、開学60周年にあたる平成18年11月7日に中外柴田文庫が誕生しました。
この文庫は、総冊数467冊で和書152冊、洋書315冊から構成されています。特色ある資料としては、「植物誌Ms.459」カザナテンセ図書館蔵本ファクシミリ版。Historia Plantarum(『植物誌』)の手写本のファクシミリ版があります。本写本は14世紀末に、ミラノのジャンガレアッツォ・ヴィスコンティの宮廷において、ボヘミア王ヴァーツラフ4世のためにデ・グラッシ工房が製作したといわれているもので、600点以上のもの植物、鉱物、哺乳動物、魚、昆虫、鳥、爬虫類、想像上の動物などに関する記述と挿絵が295枚に描かれています。この資料は、ローマにあるカザナテンセ図書館蔵本を忠実に再現したもので、金箔押しや製本には中世以来の伝統的手法が用いられています。
また、日本の国宝や重文の絵巻物「源氏物語絵」、「信貴山縁起絵」、「伴大納言絵」、「鳥獣戯画絵巻」、「平治物語絵」、「紫式部日記絵」を忠実に再現した複製などがあります。
(企画・展示/附属図書館)
- 追悼 高山辰雄 (2007.9.20〜2007.10.31)
文化勲章受章者で日本芸術院会員の日本画家、高山辰雄氏が9月14日(金)午後4時19分、肺炎のため、東京都世田谷区の自宅で亡くなりました。95歳でした。東山魁夷、杉山寧とともに日展三山といわれ、ご存知のとおり日本画壇の一時代を築いた画家です。
今回の展示は日本画壇に残した業績を惜しみながら作品集を展示し、哀悼の意を表したいと思います。
(企画・展示/附属図書館)
- 魑魅魍魎の世界 (2007.8.1〜2007.9.19)
「うらめしや・・・、恨みはらさでおくべきか」と恨みを持って化けて出るのは、怪談ものの代表である「四谷怪談」や「番町皿屋敷」などです。一方、この世に想いを残して出てくるもののひとつに、各地にある飴買い幽霊(子育て幽霊)があります。この話は子を想う母親の情が涙を誘い、落語の演目にもなっています。ここ金沢にも飴買い幽霊の話は、親から子へと語り継がれてきました。森山には飴屋坂と呼ばれる坂があり、金石(かないわ)の導入寺には飴買い幽霊の絵として伝わっている掛け軸があるそうです。
「幽霊の絵」として有名なのは、円山応挙の幽霊図です。怖い中にも気品が感じられる一品です。現代の画家では若手の松井冬子が注目を浴びています。 また、浮世絵などに描かれた幽霊、妖怪などは広重や北斎も描いていますが、歌川国芳や月岡芳年が有名です。
いるかいないかは別として、この蒸し暑い夜に背筋をゾクゾクとさせる企画をお楽しみください。リアルすぎてここではお見せできないものもあります。
(企画・展示/附属図書館)
- 「中学生が薦める一冊の本」および「中学生による企画展」 ー 「わく・ワーク(work)体験」の成果 ー (2007.7.5〜2007.7.31)
「わく・ワーク(work)体験」では、今年も金沢市立額中学校2年生5名を当館が担当させていただきました。生徒さんたちは3日間にわたり、図書館業務に汗を流しました。このことを通して職業についての理解を深め、併せて社会人としての心構えを多少なりとも感じとっていただけたなら幸いです。
体験の証として、お薦め本の紹介や企画展の立案をしてもらいました。今回の展示は、「中学生が薦める一冊の本」および「中学生による企画展」を開催します。
(企画・展示/金沢市立額中学校「わく・ワーク(work)体験」2年生5名)
- ウィリアム・モリスが求める「理想の書物」 (2007.05.30〜2007.07.05)
ウィリアム・モリス(1834-1896)は、芸術家であり、詩人であり、思想家でもありました。才能は多彩で、特に美術工芸分野では数々の斬新なデザインを生み出しています。今日でも好まれてデザインが使用されていることはご存知の事と思います。 晩年のモリスは本の制作にも力を入れています。当時のイギリスにおける商業的印刷に対して、ケルムスコット・プレスを設立して美しい装丁、活字や縁飾りなどの「理想の書物」を追い求めました。活字は3タイプのものを使用しています。また手漉き紙には透かし模様(ウォーターマーク)を入れ、奥付には印刷所商票(プリンターズマーク)をデザインして入れています。今回は当館所蔵の貴重書で当時のケルムスコット・プレス出版の5点とモリスに関する図書を展示します。
(企画・展示/附属図書館)
- 近代日本の絵本展 ー 「ほるぷ出版 復刻絵本ばなし集」 ー (2007.04.9〜2007.05.26)
明治以降の外来文化の急速な浸透から、あの痛ましい戦争を体験したわが国において、その時代時代を反映した絵本が出版されてきました。今回は、近代日本の絵本展ということで、ほるぷ出版が復刻した絵本絵ばなし集を展示します。その解説の中では、「美しいものを拾いあげて保存し、伝えたい歴史的なものとともに、絵本の多くのものが今もなお小さな人々を喜ばせ楽しませる魅力を失っていないことが、この復刻を企画した要因である。」としています。展示では、時代背景を含めて見ていただければ幸いです。
(企画・展示/附属図書館)
- 平成18年度 新収蔵作品展(画譜類) (2007.01.22〜2007.03.03)
金沢美術工芸大学絵手本コレクションの中から、新たに収蔵された江戸期および明治期の画譜類を十四種、展示します。随時開く頁を替えて展示しますのでご覧ください。
(企画・展示/高橋助教授)
- 「中外柴田文庫展」 (2006.11.7〜2006.12.27)
中外柴田文庫開設の経緯は、金沢美術工芸大学開学60周年記念事業として中外柴田美術工芸振興基金(昭和55年に中外製網株式会社 代表取締役 柴田三郎氏が美術工芸の研究奨励を図るために金沢市に500万円を寄付され、それをもとに基金が創られた。その後、昭和60年に500万円を増額され、おもに卒業生の作品買上に充当してきた。)のさらなる有効利用を図るため、ご子息史郎氏・現代表取締役のご理解を得て、基金を学生や教員の調査・研究のための資料購入に充て、その資料群を中外柴田文庫と名付けることになりました。図書館委員会はこれを受けて、各専攻から推薦のあった候補を審議し、その中から文庫と冠するにふさわしい資料の選書を行い、ここに中外柴田文庫が誕生しました。今回の展示は、中外柴田文庫の中でも貴重資料を展示します。
(企画・展示/附属図書館)
- 「ロバート・サブダのポップ・アップ絵本展」 (2006.10.2〜2006.11.2)
仕掛け絵本、飛び出す絵本、ポップ・アップ絵本などと呼ばれていて、子どもだけでなく大人まで楽しめる絵本があります。一度はみなさんも手にしたことがあるのではないでしょうか。読み聞かせ用の絵本から見ると、ちょっと邪道?といわれなくもないですが、でも子どもにはたいへん人気があります。めくったり、引っ張ったりするものや、ページをめくると、立体的に飛び出す仕掛けや音がでたり香りがでたり、さまざまな工夫が凝らされています。今回展示するロバート・サブダの絵本は、内容もさることながらページを開くごとに、圧倒的な驚きや感動をもたらします。他に類を見ないインパクトや、細部までの拵えなど、大人も魅了する第一人者の作品を十分に堪能してください。(企画・展示/附属図書館)
- 「中学生が薦める一冊の本」および「中学生による企画展」 ー 「わく・ワーク(work)体験」の成果 ー (2006.7.7〜2006.9.30)
「わく・ワーク(work)体験」では、金沢市立額中学校2年生5名を当館が担当させていただきました。5名の生徒さんたちは3日間にわたり、図書館業務に汗を流しました。このことを通して職業についての理解を深め、併せて社会人としての心構えを多少なりとも感じとっていただけたなら幸いです。
体験の証として、お薦め本の紹介や企画展の立案をしてもらいました。今回の展示は、「中学生が薦める一冊の本」および「中学生による企画展」を開催します。
(企画・展示/金沢市立額中学校「わく・ワーク(work)体験」2年生5名)
- 本 の 歴 史 ー 粘土版・パピルスから蔡倫の製紙法の改良・グーテンベルクの印刷術まで ー (2006.6.1〜2006.7.6)
文字は物事を他人に伝えるため、また記録して後世の人々に残すために、必然的に誕生しました。洞窟にえがかれた動物の壁画にはじまり、楔形文字、神聖文字(ヒエログリフ)、甲骨文字等が紀元前の世界で出現します。それを記録するための媒体が、土地によってさまざまな形で生み出されていきました。それが本のはじまりになります。今回は粘土版・パピルスに記されている文字・絵から、蔡倫の製紙法の改良やグーテンベルクによる活版印刷まで図書で紹介します。
なお、当館の貴重書である1600年代から1700年代に作られた洋書を、また参考品として複製の粘土版文書、円筒印章、スタンプ印章や世界最古の現存印刷物といわれる百万塔陀羅尼経もあわせて展示します。
(企画・展示/附属図書館)
- エミール・ガレの魅惑 ー作品集および日本人 高島北海についてー (2006.4.10〜2006.5.31)
エミール・ガレの作品は、驚きのほかに、なにか懐かしく、親しみを感ずるのはなぜでしょう。ガレは1846年フランスロレーヌ地方のナンシーに生まれました。ガレの生きた19世紀末のヨーロッパはアール・ヌーヴォー運動が盛んで、1867年パリ万博で日本の工芸品や浮世絵などの美術品がもてはやされ、ジャポニスム(日本趣味)のうねりが巻き起こっていた時期です。その中でガレの芸術は、ナンシーに留学していた日本人 高島北海(得三)と知り合い、日本に関する知識を学び、刺激されたといわれています。
今回はガレの作品集と、彼に影響を与えた日本人 高島北海 に関する資料を展示します。
なお、金沢市はナンシー市と姉妹都市提携を結んでいます。
(企画・展示/附属図書館)
- 和凧 ー浮世絵に描かれた凧揚げ風景ー (2006.1.10〜2006.2.28)
正月の遊びといえば、凧揚げ・こま廻し・羽根つきが代表としてあげられますが、今回の展示は、その一つの凧を題材としました。凧の歴史をひもとけば、戦の道具であったり、通信手段であったり、測量技法であったり、商家の宣伝用であったり、または子どもの成長を願う形であったり、様々な用途に用いられてきました。江戸時代に入り凧が大流行して、浮世絵の風景にも登場します。
今回の展示は、凧が描かれている浮世絵と凧について書かれた図書を展示します。
また、期間中館内では、金沢市立泉野図書館司書 黒瀬弘一氏収集の日本の凧25点を展示します。
(企画・展示/附属図書館)
- オズボーン・コレクション展 ー復刻世界の絵本館(ほるぷ出版)ー (2005.11.1〜2005.12.27)
イギリスのダービーシャー州立図書館長であったエドガー・オズボーン氏がトロント公共図書館児童部の「少年少女の家」を訪れたのは1934年でした。 その際、リリアン・H・スミス女史の読書活動にたいへん感動を受け、後に永年、夫人とともに子どものころ楽しんだ本や、時代をさかのぼって16世紀から集めていた本を、”後世に残すのは「少年少女の家」しかない”と思い、夫人が死去したあと寄贈を申し出たのです。 それが今日までオズボーン・コレクションとして受け継がれています。
今回は、ほるぷ出版が1979年に復刻した「世界の絵本館 オズボーンコレクション」34冊を前期と後期にわたって展示します。
(企画・展示/附属図書館)
- 本の中のもう一つの芸術(書票) (2005.8.25〜2005.10.31)
本を芸術的見地から見る場合、装幀と挿絵と考えるのが一般的ですが、その他に出版社が作った書票があります。(奥付に貼付) これは作者検印シールといえる もので、今では検印が廃止されてみられなくなりましたが、さまざまな図柄が作られていて出版社の意気込みや、手作り感が伝わってきます。 また、そこには作者の印が押印してあり一段と作者が身近に感じられます。
今回は、当館が所蔵する書票のある本を展示します。
(企画・展示/附属図書館)
- 古地図の彩色 (2005.6.1〜2005.7.30)
昔の地図には彩色されているものが多く見られます。村々を区別するために色分 けしたり、海、山、川、森、神社仏閣など色づけしてわかりやすく描いたり、絵 心を感じずにはいられません。 今回は、江戸時代の古地図について書かれている図書を中心に展示します。
(企画・展示/附属図書館)
- ミニチュアに惹かれるのはなぜのだろう (2005.4.8〜2005.5.28)
ミニチュア(名) miniature : 細密画、縮小物、模型、小型の模型、 ミニアチュア工芸の細工から現代の食玩まで小さなものへの関心は、なぜ起こるのでしょう。
「小さなもの」をテーマに所蔵図書と資料を展示します。
(企画・展示/附属図書館)
- 平成16年度 新収蔵作品展(画譜類) (2005.01.17〜2005.03.05)
金沢美術工芸大学絵手本コレクションの中から、新たに収蔵された江戸期の画譜類を九種、展示します。随時開く頁を替えて展示しますのでご覧ください。
(目録/高橋助教授)
- アブラアム・ボスの『腐蝕銅板画技法』 (2004.11.24〜2004.12.20)
世界初の銅板画技法書であるアブラアム・ボスの『腐蝕銅板画技法』が本学「美術工芸研究所」により邦訳出版されました。これを記念して、本学の所蔵するボスの技法書各版とボス彫版による銅板画を展示します。
今回展示される『ジャンヌ・ダルク、あるいは救出されたフランス』のための連作 1635年 は期間中作品の入れ替えを行います。
(企画・展示/保井助教授・神谷助教授)
- 美術動物園(1)『ゾウ』 (2004.8.25〜2004.11.5)
象は、西洋では記憶・感謝・知性を象徴し、東洋では神聖性・力・堅固を現わすものとして描かれてきました。
今回は、紀元前の岩面画から始まる東洋・西洋の象を取り上げます。
(企画・展示/附属図書館)
- ポップとアートの境界線 (2004.6.28〜2004.7.31)
ポップアートが生れて約半世紀、アートの世界でもすっかり定着した感があります。
近年はミクストメディアと呼ばれる形で、他領域への進出(滲出?)や他領域からの進出も目立ち、また作品の量産販売などでポップとアートの境はますます曖昧になってきています。そんな現代作家の活動を記録した図書を展示します。
(企画・展示/附属図書館)
- 絵巻物の世界T 「竹取物語」 (2004.4.8〜2004.6.26)
「竹取物語」は平安時代前期に成立したと思われ、その原型は「今昔物語集」の「竹取の翁、女児を見付けて養ふ語」に見られます。
画題としても、古くから数多く描かれていたと思われますが、現存するものは残念ながら 17世紀以降のものばかりです。現代画家でも 中村岳陵・小林古径・前田青邨・吉川霊華などが描いていますが、今回は小林古径と前田青邨の絵巻(複製)を中心に展示します。
絵巻は順次、場面を進行して展示します。
(企画・展示/附属図書館)
- 映像芸術 (2004.1.26〜2004.3.10)
附属図書館には、映画史に残る劇映画の名作や、アートドキュメントビデオ ・ アニメーション作品 ・ 映像アート作品などを観ることが出来る「映像資料コーナー」があります。
これらの映像資料と、関連した図書・雑誌等を展示します。
(企画・展示/附属図書館)
- 茶室おこし絵図 (2003.11.7〜2003.12.25)
「起こし絵図(おこしえず)」は「建て絵図(たてえず)」とも言い、茶室の構造が分かる立体図面として江戸時代に盛んに作られました。建築図面でもあり立体模型でもある茶室の「おこし絵図」を組み立てた状態で展示します。
展示のくわしい内容は>>>こちらをごらんください
(企画・展示/附属図書館)- Checks & Stripes (2003.8.25〜2003.11.1)
実物布を見本として付けた図書を中心に、世界と日本の「格子(Check)」と「縞(Stripe)」に関する資料を展示します。
(企画・展示/附属図書館)
- 柳宗理のデザインと雑誌「民藝」 (2003.6.27〜2003.7.31)
【 柳宗理デザイン展・金沢 】 プレ展示
(企画/柳宗理デザイン展開催実行委員会 展示/デザイン専攻学生)
- アーティスト・ブック (2003.5.1〜2003.6.26)
アーティストが作品の制作課程で作成した本の展示をします。
(企画/真鍋教授 展示/附属図書館)
- 室生犀星が作った「学歌」 (2003.2.25〜2003.4.30)
犀星直筆の金沢美術工芸大学学歌の生原稿や書簡を中心に、犀星の著作を展示します。(企画・展示/附属図書館)
- 楳図かずおと戦後の漫画出版展 (2002.10.25〜2002.11.11)
2002年美大祭「楳図かずお講演会/ウメズのメ!ウメズのズ」開催に伴い展示します。展示のくわしい内容は>>>こちらをごらんください
(企画/高橋助教授)
- 近代こども絵本の世界 (2002.08.26〜2002.09.30)
(企画/附属図書館)
- 平成13年度 新収蔵作品展(画譜類)/前期展 (2002.05.23〜2002.06.19)
(目録/高橋助教授、展示/芸術学専攻、広田恵美、松村真利、藤井智佳子)
- 手本帖の東西 (2002.02.13〜2002.03.15)
(企画・監修/保井助教授、作成/芸術学専攻、泉直史、櫻田しのぶ、中神明夏、服部郁美、三谷舞子、小久保明子)
- 英国の文芸雑誌にみる「詩と絵画の結婚」 (2001.11.01〜2001.12.01)
(企画/横川教授、協力/川辻七瀬)
- 平成10・12年度 新収蔵作品展(西洋初期印刷本) (2001.05.30〜2001.06.22)
(企画/保井助教授)
- 平成12年度 新収蔵作品展(画譜類) (2001.04.16〜2001.05.16)
(企画/太田教授、高橋助教授)
- 中国の年画 (2001.01.09〜2001.02.09)
(企画/太田教授)
- 貴重和書展示(画譜類) (2000.05.25〜2000.06.30)
(企画/太田教授、高橋助教授)
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