誰が何を知ったのか |
(2003年度の反省) 書誌情報、本文注釈等でなく、あくまで絵柄・コマ割り・視覚等にこだわり授業を展開するつもりだったし、いろいろ準備も出来てたのだが、なんせ『おろち』の現行本が存在しないことが分かり、ほとんど『おろち』の授業になりませんでした。小学館・秋田書店ともに、現在『おろち』の在庫が無いのです! 授業には、「骨」の初出サンデーと単行本とを学生の人数分コピー配布し(たいへんくたびれた)、それなりにやってはみたものの、力尽き、映画(イントレランス・戦艦ポチョムキン・ミザリー)を見たり、松本大洋『ピンポン』を題材にしたり、ほとんど『おろち』の授業になりへんでした。来年度はどうしようか、すごく悩んでます。(2003-09-09)
現在、単行本はすべて品切れ中! 授業になりまへんでー!
タイトル 西暦 号数 連載
1. 姉妹 1969 25〜29号 5回
2. 骨 30〜38号 9回
3. 秀才 39〜45号 7回
4. ふるさと 46〜52号 7回
5. カギ 1970 1〜7号 6回
6. ステージ 8〜13号 6回
7. 戦闘 14〜21号 8回
8. 眼 22〜27号 6回
9. 血 28〜35号 8回
(ま、やってますけど。だいぶ予定が狂った)
タイトル
Page
SC
SB
AC
SS
AB
1. 姉妹
88P
1a
1a
1a
1a
1a
6. ステージ
127P
1b
1b
1b
1b
1b
5. カギ
96P
2a
2a
1c
1c
1c
4. ふるさと
119P
2b
2b
1d
1d
2a
2. 骨
214P
3
3
2a
2a
2b
3. 秀才
116P
4a
4a
2b
2b
3b
8. 眼
98P
4b
4b
2c
2c
4a
7. 戦闘
215P
5
5
3a
3a
3a
9. 血
216P
6
6
3b
3b
4b
/コミックス版で読む時の参考にしてください。
新たに楳図番となった編集者白井勝也(現取締役専務)が、楳図に様々な情報を提供し、映画館を廻り、一緒に本を読む等して、ストーリー作成に協力したと思われる。『おろち』は、同時期の『イアラ』の持つオリジナリティと比べ、関連作品・参照作品が指摘できるのはそのためである。基本的に、映画・小説等の他者のタネを使わない楳図先生だが、この『おろち』にかぎり、白井氏の趣味もあるように思うが、かなり楳図を取材・素材利用の方向にむけようとしているように思われる。小説や映画を読み見まくる楳図の様子を嬉々として「担当記者より」コーナーで記しているのである。
ただし、『おろち』がそれらの典拠を変容させ超えている点は十分に指摘できる。だから、これを以って「パクリだ」云々という指摘は当たらない。そもそも、オリジナリティと引用(盗用・剽窃)との境界は絶対的ではないのであるが、楳図の場合、ストーリーが自分で作れないから人から借りた盗んだ、などというレベルでは決してない。
| タイトル | 関連作品 | ||
| 1. | 姉妹 | 自作の「血」のリメイク的作品 | |
| 2. | 骨 | 小説(ポー)「早すぎた埋葬」 | |
| 3. | 秀才 | 小説(三浦綾子)「氷点」 | |
| 4. | ふるさと | 映画「光る眼」 | |
| 5. | 鍵 | 小説(ウィリアム・アイリッシュ)「非常階段」 | |
| 6. | ステージ | イメージは、ボーイからスカウトされた森進一か | |
| 7. | 戦闘 | 小説(武田泰淳)「ひかりごけ」などか。映画「山」 | |
| 8. | 目 | 映画「暗くなるまで待って」 | |
| 9. | 血 | 映画「何がジェーンに起ったのか」 |
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