彫刻
資料名
歩く人(L`HOMME QUI MARCHE)
作品情報
ロダンの作品「説教する洗礼者ヨハネ」(1878年)の像から頭部と腕を欠落させた身体像。両脚はともに地に付いており、一歩踏み出す足と、支える足とを同時に形作っている。鋳造はアレクシス・ルディエによるもの。この彫刻が「歩く男」という標題で展示されたのは、「洗礼者ヨハネ」の約30年後、1907年のサロンが最初であり、制作の時期については諸説ある。
作者情報
ロダン,オーギュスト RODIN,Auguste 【1840〜1917年】
1840年パリ生まれ。1875年イタリア旅行をし、ミケランジェロの作品に感銘を受け、1976年ブリュッセルとパリのサロンに「青銅時代」(石膏)を出品する。1880年フランス美術省より装飾美術館の扉の制作を依頼され、以後この「地獄の門」の構想に取り組む。1889年の万国博覧会ではクロード・モネとの二人展を行い、1900年の万国博覧会ではアルマ広場にロダンのための特別館が設けられ、「考える人」など170点が展示された。リルケなど、多くの文人、芸術家と交流した。1917年にパリ郊外ムードンのアトリエにて没し、以後このムードンのアトリエと、パリの自邸オテル・ビロンが国立ロダン美術館となっている。
作者名 ロダン,オーギュスト(RODIN,Auguste)
制作年 1900年頃
法量 幅58.5 奥行27.0 高86.0
材質 ブロンズ