版画
資料名 ワイマールデザイン資料
用具図版より「日本・中国の漆器と七宝製品」
作品情報

1862年ロンドンで開催の万国博覧会の出品目録からの1枚。これらの製品は幕末に駐日総領事・公使を務めたラザフォード・オールコックの所蔵品であることが欄外の記載からわかる。

作者情報
1860〜70年代にドイツで作られたデザイン手本集で、大公立ワイマール美術館が収集、分類したもの。収集された手本には、「原型・見本」なども含まれるが、その多くは印刷されたデザイン手本で、本資料もその一つ。当時は手本集専門の一室が産業美術館にあり、美術館付設の学校の生徒や町の職人がこれらを参考にし、制作のデザインに役立てた。収集対象は建築、家具調度、道具類、装飾品などあらゆる種類の産業美術でドイツだけでなく、フランス、イギリスの図版やカタログなどからも収集されているため、複製技術も様々である。手本集の1枚1枚は、縦60cm横44cmの厚紙製台紙に糊付けされており、大多数は出版物から切り取られた石版画複製であるが、写真複製も少なからず含まれている。また、収納箱の蓋裏には、ゲーテの『親和力』(1809)第2部第6章の一説を引用した紙片が貼られているものもある。
   
制作年 1860〜70年代
法量 縦60.0横44.0(台紙サイズ)

材質

紙、リトグラフ