近代の陶磁(北出コレクション) |
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資料名 |
色絵蓮池図飾皿(いろえれんちずかざりざら) |
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作品解説 | |||||||||||||
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見込みにに描かれる蓮池図は中央に水鳥を、周辺に蓮と睡蓮を配する。水鳥は羽根が金彩で大きく彩られ、羽毛には緑・黄・青を淡く入れており、その加飾方法は布目である。壮年期の塔次郎は伝統的な九谷の五彩(赤・緑・紺・黄・紫)にこだわらず、多彩な色彩を作品に取り入れているが、本作もその一つといえる。鍔形の口縁部は朱色の斜線文で、見込みの青と鮮やかな対比を成している。見込み部分はやや内傾し、口縁と比べて肉厚である。裏には三方に蝶が描かれ、高台の内側に一本、外側に二本の圏線が染付けで引かれている。なお、1939年(昭和14)に同じモチーフで制作された「色絵蓮池文磁飾皿」は第3回新文展で入選している。 |
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作者情報 | |||||||||||||
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北出塔次郎【1898〜1968年(明治31〜昭和43)】 |
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作者名 |
北出 塔次郎(きたで とうじろう) |
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制作年
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1952年(昭和27)頃 | ||||||||||||
法量
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口径42.0底径21.6高7.5 | ||||||||||||