金沢美術工芸大学

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令和8年度 インダストリアルデザイン専攻 入試合格作品

採点・評価基準

実技試験(鉛筆デッサン)

提示されたモチーフの形や大きさ、質感などを的確に表現する力。

実技試験(色彩表現)

提示された問題内容を理解し、構想を色彩により表現する力。

実技試験(立体表現)

提示された問題内容を理解し、考えを立体として表現する力。

実技試験

鉛筆デッサン

試験時間/5時間

【問題】
「一升瓶」「酒器グラス」「天ぷら鍋セット」「温度計」「すくい網」「布巾」「竹製トレー」を描きなさい。

<用紙> TMKポスター 特厚口 四つ切り

モチーフの形状と位置関係が正確に捉えられており、空間を理解した上で構図を構成する力を評価しました。画面全体の明度が適切なコントラストでまとめられており、一目で立体構成がわかる明快さを持っています。形状理解としては、酒器と温度計の楕円が歪んでいるように見えるのが惜しいです。構造やディティールの観察力と、理解したものを正確に表現する表現力も、インダストリアルデザインの基礎に必要なポイントとなります。

モチーフの形状と位置関係が正確に捉えられており、空間を理解した上で構図を構成する力を評価しました。画面全体の明度が適切なコントラストでまとめられており、一目で立体構成がわかる明快さを持っています。形状理解としては、天ぷら鍋セットのトレイが歪んでいるように見える点に課題が残ります。また、天ぷら鍋セットのホーローの質感があまり再現されていない所が惜しいです。

モチーフの形状と位置関係が正確に捉えられており、空間を理解した上で構図を構成する力を評価しました。画面全体の明度が適切なコントラストでまとめられており、一目で立体構成がわかる明快さを持っています。形状理解としては、天ぷら鍋セットのトレイの大きさが本体とあっていないように見えるのが惜しいです。構造やディティールの観察力と、理解したものを正確に表現する表現力も、インダストリアルデザインの基礎に必要なポイントとなります。

実技試験

色彩表現

試験時間/3.5時間

【問題】
モチーフ(王冠)の形の特徴を捉えて自由に構成し、美しく色彩表現しなさい。

<用紙> KMKケントボード(白、A3、3㎜厚) 

この作品は、モチーフの王冠を裏と表で配置し、影をうまく構成することで空間を演出しているところを評価しました。王冠の金属の質感もリフレクションでうまく表現されているところも評価しました。赤い王冠に青の王冠の影がかかっているところの黄色は検討の余地があるが、全体としてバランスよくまとめている色彩表現力を評価しました。

この作品は、王冠をギヤに見立ててギヤとギヤが噛み合っている部分で熱を帯びている感じを色彩でうまく表現しているアイデアを評価しました。全体的な配色と明暗のバランスもよく色彩表現が行われているところを評価しました。

この作品は、王冠の持つ美しい表情をうまく捉えているところとそれを伝える大胆な構図を評価しました。具体的には王冠を裏と表の2つだけで構成し、表の表面に淡く写り込むマットな質感をうまく表現しています。また、本体のグレー色に合うビビットなグリーンイエローを背景に使い、全体の面で柔らかにその色の反射を受けて綺麗に輝く王冠を表現しているところを評価しました。

実技試験

立体表現

試験時間/3.5時間

【問題】
与えられた粘土を全て使い、2つの幾何形態を美しく繋ぎ合わせた立体を制作しなさい。

この作品は円錐と三角錐それぞれの底面を滑らかに繋ぎ合わせることで一つのユニークな形に仕上げているところを評価しました。
また、幾何形態の直線やエッジ、曲面も丁寧に仕上げているところも高く評価しました。

この作品は断面が正三角形から正方形にいかに繋げるかを試行錯誤し、美しく繋げるだけでなく一つの立体物として魅力のある形に仕上げているところを評価しました。造形のポイントとなる稜線も綺麗に仕上げているところも評価しました。

この作品は、大きな立方体と小さな立方体を稜線で繋げている作品で、その繋げ方のアイデアを評価しました。また、大小の立方体の比率も心地よく、全体の造形のプロポーションもよく整っていることや、立方体の面や稜線、エッジも正確に綺麗に作り込まれているところも評価しました。

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