学問を好み、伝統を愛してその歴史を紡いできたまち、金沢。
工芸が今も生活のなかに息づくこの地は、ものづくりのまちでもあります。
金沢美術工芸大学は、戦後の困難な時代のなか、
人のつくる力を信じる金沢の市民が、その心でつくった大学です。
この大学には、「手で考え、心でつくる」ということばがあります。
ここで教鞭をとったある教員が残したこのことばは、ものをつくることが
「つくりながら、試み、考える」ことであること、
「心をこめて」行うことであることを教えてくれます。
この大学で、たくさんの先輩たちが
「つくりながら、試み、考える」ことを繰り返し、
「心をこめて」作品をつくりあげ、世界へ飛び立っていきました。
「手で考え、心でつくる」。
今日も金沢美術工芸大学では、このことばのもとで、
学生たちが学び、鍛錬を重ねています。
ものをつくること、そして
ものをつくることについて真剣に考えること。
それを志すあなたの豊かな力になる時間が、ここにある。
私たちは、そう信じています。