金沢美術工芸大学

HOME受験生の方へ入試合格作品令和8年度 日本画専攻

令和8年度 日本画専攻 入試合格作品

採点・評価基準

実技試験Ⅰ

提示されたモチーフと条件に基づいて、モチーフを的確に把握・認識し、構成・表現する基礎的描写力。

実技試験Ⅱ

提示されたモチーフに対する粘り強い観察力。本質を豊かに表現する力。それらを分かりやすく伝える力。

実技試験Ⅰ

着彩描写

試験時間/6時間

【問題】
モチーフ「ゴブラン織の布」「フィルム入りレタス(半切り)」「解氷スプレー缶」「身欠にしん」

<用紙> アルシュ極細 300g 中判の半分

全体的に色彩と質感のバランスが良く、対象に対しての落ち着いた取り組みが窺える。
身欠にしんやゴブラン織などにそれぞれの質感がよく表現されている。
モチーフの魅力に対する感動が感じられ、それぞれの特性を活かそうとする姿勢が感じられる。

食欲をそそられる様な身欠にしんが素晴らしい。
スプレーなど、細部までの書き込みにも好感が持てる。
一方でモチーフの描写に概念的な印象を受け、質感表現がやや弱い。

筆使いが丁寧で一つ一つのものの色や質感を捉え描き分けようとしている。
ゴブラン織の表現に工夫がみられ質感がよく出ている。
フィルムの質感表現が単調で全体に影の描写が強く、影に頼り過ぎている点が惜しい。

実技試験Ⅱ

着彩写生

試験時間/6時間

【問題】
モチーフ「金魚(オランダ シシガシラ)」

問題「与えられた金魚の3つの姿を、おおよそ2倍の大きさで描きなさい」

<用紙> アルシュ極細 300g 中判の半分

選んだ3態それぞれに金魚の動作に於ける魚体やヒレの動きが整合しており、観察力がみられる。
その結果、オランダシシガシラをはじめとする金魚特有の踊るような動きが捉えられ表現されている。
一方で腹部の観察がやや甘い。

鱗やヒレの描写、ポーズ、表情が豊かに表現されている。
何よりオランダシシガシラと自身の関係を築いており共感できる。
ただし、動きにもう少し柔らかさが欲しい。

オランダシシガシラの泳いでいる姿を三様によく捉えており
生きている魚が泳いでいる時の透明感が上手く表現されている。
水を感じる表現がもう少しあるといい。

前のページに戻る

PAGETOP