美術工芸研究所RESEARCH INSTITUTE OF ART AND DESIGN

イメージ

美術工芸研究所では、内外の美術工芸の学際的研究、伝統工芸の継承・育成、地域の文化発展への助言・協力、美術工芸資料の収集・調査研究・展示・教育研究に関する事業を行っています。


美術工芸研究所ギャラリー

美術工芸研究所ギャラリーは、平成29年4月に本学の一般公開型の展示施設として整理されました。広さ約190㎡のギャラリーには、所蔵作品の展示コーナーと全国規模で工芸資料を収集した「平成の百工比照」の展示・閲覧コーナーがあります。

ご利用案内

開室時間

水・木・金曜日:10時~17時
土曜日:10時~15時(各曜日とも入室は閉室30分前まで)

休室日

日・月・火曜日、祝祭日、夏季・春季休業期間、年末年始、入学試験期間など

入場料

無料

場所

金沢美術工芸大学 図書館棟2階

お問い合せ

平日:076-262-3510(美術工芸研究所)
土日祝祭日:076-262-3531(代表)


所蔵品紹介&所蔵品検索

所蔵品は、本学ゆかりの作家たちの作品や世界的に著名な芸術家の傑作を含め、絵画、彫刻、工芸、デザイン、その他関連資料など約5000点にのぼります。本学の教育研究用資料として、また、優れた芸術作品に接する機会を市民に提供するために収集されたものです。

所蔵品の閲覧等

本学所蔵品(芸術資料)は、学術研究を目的とする場合には学内外を問わず閲覧できます。閲覧を希望される方は以下の要綱をご確認のうえ、申請手続きを行ってください。


展覧会

学内外の展示施設でさまざまなテーマで所蔵品を紹介する企画展や特別展を開催しています。


調査研究

主な研究

・代顔料の研究(平成4年~平成7年)
・箔打ち紙の総合調査研究(平成5年~平成7年)
・伝統工芸技法の制作工程研究(平成5年~平成17年)
・ギリシヤ正教絵画資料ヘルメネイアの研究(平成6年~平成9年)
・金沢の近世・近代木版出版の研究(平成8年~平成9年)
・世界の金箔総合調査研究(平成8年~平成12年)
・高屋肖哲の絵画資料研究(平成9年~平成11年)
・金箔接着剤の研究(平成10年~平成13年)
・銅版画技法の研究 (平成12年~平成15年)
・漆・木工の技術調査と新商品の開発 (平成13年~平成14年)
・都市の芸術文化創造事業(街がアートに・アートを街に)(平成14年~平成16年)
・「平成の百工比照」収集作成事業 (平成22年度~)


刊行物

*近年の主な研究報告書を中心に取り上げ、企画展図録などは省略しました。

*刊行物に関するお問い合わせは、当研究所にご連絡ください。その際、ご職業(専門)もお知らせください。

『研究所報』 昭和64年度以降毎年度刊行

各年度の研究と事業の報告。
現在A4判8頁。

『加賀藩御細工所の研究』 第一巻平成元年11月、第二巻平成5年3月

第一巻:御細工所の沿革と組織・機構について概観し、それに関する主な史料を翻刻する。
A5判、319頁。(執筆 高澤裕一、上田恒夫、中野節子、竹村信治、ほか)
第二巻:享保年間に御細工奉行をつとめた有澤森右衛門の「御用内留帳」の記述によって、御細工所の活動と御細工者の職技を明らかにする。
A5判、405頁。(執筆 高沢裕一、西村聡、東澄子、柳橋眞ほか)

『絵画下地の研究―さまざまな地塗り塗料の比較研究-』 平成3年3月

油絵とテンペラ画の絵画下地について、材料技法文献に記された処方を調査・分類し、できるだけ原著者の指示どおりに地塗りを再現し、考察を加えて標準的な処方を示す。
A5判、211頁、挿図多数。
(執筆 寺田栄次郎)

『テンペラ技法の研究』 平成4年3月

絵画技法書に記されているテンペラメディウムの処方を調べ、成分に従って整理分類し、基本色と混ぜてパネルに塗り、塗り見本を製作し、考察を加える。あわせて、製作した手順を紹介し、また、他分野への応用の可能性を試みる。
A5判84頁、図版多数。(執筆 寺田栄次郎)

『金沢の近代工芸史研究』 平成7年3月

金沢の工芸の近代への衣替えがいかなるものであったか、また多くの先達が「近代」との対峙のなかでどのような活動をし、苦衷の時代を送ったかを明らかにする。標記の本巻と、「金沢漆器の動向」の副題をもつ補遺の、2巻。
本巻B5判184頁、補遺57頁。(執筆 柳橋眞、川本敦久、東澄子、比嘉明子、中川衛、山崎達文)

『昔の顔料の研究』 平成8年3月

西洋古代以来使用されてきた顔料のいくつかについて、組織系列に従って分類し、文献を中心に、顕微鏡検査と実験により研究。よく使われた天然顔料を主に取り上げるが、人工顔料や染料系樹脂にも言及。
A5判104頁、図版、挿図入り。
(執筆 寺田栄次郎)

『箔打紙の研究』 平成8年3月

金箔製造に欠くことのできない箔打ちの下地紙(箔打原紙)について、その産地をたずね、数少なくなった職人に取材した記録。
B5判、105頁。
(執筆 柳橋眞)

『東方正教会の絵画指南書ディオニシオスのエルミニア』 平成11年12月

18世紀ギリシャの画僧ディオニシオスの編纂にかかる聖像画指南書の、日本語訳と解説。
B5判、本文430頁、挿図多数。
(翻訳 上田恒夫、寺田栄次郎、中澤敦夫、木戸雅子)
ISBN 4-907777-09-4

『高屋肖哲の新出一括資料調査報告書「雑事抄録」翻刻・画稿類一覧および研究』 平成12年3月

狩野芳崖門下の「四天王」のひと・EE閧ニされながら、近代日本美術史からうもれて久しい高屋肖哲の一括資料の調査報告書。狩野芳崖の「悲母観音」の克明な模写を含む大量の画稿類の一覧表、肖哲が長年にわたって綴・チた『雑事抄録』の翻刻および研究論文からなる。
A4判343頁。(編集:上田恒夫 執筆:上田恒夫、太田昌子、藤井由紀子、堀菊子、宮本和郎)

『世界の金箔総合調査』 平成13年3月

アジアとヨーロッパ主要国の製箔と箔使用技法を調査取材した報告書。
A4判、本文149頁、図版多数。
(執筆 上田恒夫、寺田栄次郎、川上明孝)
ISBN 4-907777-12-4

『金箔接着剤の研究』 平成14年3月

身近にある接着剤と接着物質200種類あまりを用いて金箔がどのように接着できるか、手板見本を制作し、観察した結果をまとめる。
A4判、本文238頁。使用接着剤一覧と詳細な文献表つき。
(執筆 寺田栄次郎)
ISBN 4-90777-13-2

『17世紀フランス銅版画技法の研究-アブラアム・ボス「酸と硬軟のワニスによる銅凹版画技法』 平成16年3月

17世紀フランスの銅版画家アブラアム・ボスのエッチング技法書(1645年刊)を全訳し、訳注、解説、参考文献を付する。原著初版の影印を掲載。
A5版、219頁(翻訳、解説等と原著影印を含む)
(翻訳 川上明孝、上田恒夫、保井亜弓、神谷佳男)
ISBN 4-907777-14-0


教育と地域交流

「外国人工芸研修員制度」を設け、世界各地で伝統工芸に携わる研究者、教育者及び技術者を受け入れ、工芸技術の保存・伝承や産業の育成に関して研修の機会を提供するなど、グローバルな視点からの活動を行っています。


組織・スタッフ

美術工芸研究所は昭和47年に本学の附置機関として設置されました。現在、同研究所の元には、現在教育研究センターと柳宗理記念デザイン研究所が配置されています。

美術工芸研究所

所長:田中信行(工芸科教授)
事務局:加藤謙一(学芸員)、幸田美聡(非常勤学芸員)、小林晃子(非常勤職員)、磯野瑠美(非常勤職員)

教育研究センター

本学教員の研究を紹介する研究発表展の開催や、他大学との研究者交流事業を行っています。また、本学学生に対する教育の充実をはかるため、教員の教育活動支援事業を実施しています。加えて、免許状更新講習を通じて、全国の美術教育の資質・能力の向上に貢献しています。

センター長:土井宏二(彫刻専攻教授)

柳宗理記念デザイン研究所

美術工芸研究所の傘下にある本研究所は、本学で長年にわたり、教授、名誉教授をつとめた世界的工業デザイナーである柳宗理氏(1915-2011)のデザイン思想やデザイン史における位置付けを明らかにする調査研究を進め、その成果を学生の教育に活かし、広く世界へ発信することを目的としています。

所長:村中 稔(製品デザイン専攻教授)、事務局:森 仁史(シニアディレクター)、 南有里子(非常勤学芸員)

PAGE TOP