大谷 正幸

1997年 大阪大学大学院工学研究科(応用化学専攻)博士後期課程修了、博士(工学)
現在、金沢美術工芸大学 教授

日本化学会会員、もったいない学会会員、縮小社会研究会会員、元・電気化学会会員、元・文理シナジー学会会員

第一種衛生管理者、甲種危険物取扱者、第二種放射線取扱者(合格済未講習)


 もともとは電気化学の研究者(古い論文) だったが、金沢美大にて授業で文明論エネルギー問題に触れる必要に迫られたことが切っ掛けで、現在の主たる関心事は石油減耗時代を展望すること。(かつての研究対象だった吸着種のボルタモグラムと石油生産の推移を表すハバート理論は数学モデルとしては同じ型!! Encyclopedia of Surface and Colloid Science, 第3巻の (53)(54)式は私のドクターワーク)

 近年は特に、もったいない学会およびもったいない学会のコラム・サイトであるシフトムに研究成果や邦訳、エッセイを発表している。また、 Dmitry Orlov氏の論考(その内容に相応しい現代アート作品も紹介されている)に注目し続けている。ちなみに、『ブラック・スワン』の著者N.N.Taleb氏もD.Orlov氏のことを"insightful author"と評している。("Antifragile", p.128)




最近の講演資料など

2014.5.17 第22回縮小社会研究会「京都大学にて開催、経済特集です」にて、演題「フレデリック・ソディの貨幣論と縮小経済の気掛かり」 (発表資料 パワポ / レジュメ ) 

2014.8.9 縮小社会研究会分科会(未来社会像と農業)にて、演題「A.F.F.ボーイズ著『日本における農業とエネルギー ―21 世紀の食料事情を考える―』を読む」(レジュメ

2014.12.13 もったいない学会 第一回 学術・事例報告大会にて演題「Dmitry Orlov 氏の崩壊5段階説」(予稿

2015.12.27 第32回縮小社会研究会にて講演。演題「ドミートリー・オルロフ著『崩壊5段階説:生き残る者の知恵』について
レジュメおよびパワポ


ドミートリー・オルロフ著『崩壊5段階説:生き残る者の知恵』(新評論)2015 年12月刊行。
同書 xi およびp.543の脚注にあるhttp://www.shiftm.jp/show_blog_item/164のWordファイル
同書p.17の脚注にあるhttp://www.shiftm.jp/show_blog_item/253 のWordファイル









石油減耗時代の展望に向けた論考



・もったいない学会 WEB学会誌

 「おいそれと帰農できない理由について」 (vol.1, pp.21-29., 公開日: 2007年9月14日)
 名目GDPの推移を一次エネルギー供給量の関数として近似し、産業構造の変化を説明するとともに帰農することが困難である数理を指摘


数理のチカラ( NHK教育、平成25年6月30日放送)にてパネリストのエネルギー評論家・大場 紀章氏
を紹介するシーンで大型スクリーン(左上)に映し出されているグラフはこの論文が典拠だったりする。


 「Joseph A. Tainterの「崩壊」に関する歴史考察」 (vol.1, pp.36-45., 公開日: 2007年11月6日)
 Joseph A. Tainter氏の国際エコロジー学会での講演要旨"COMPLEXITY, PROBLEM SOLVING, AND SUSTAINABLE SOCIETIES"の邦訳。
 複雑性の増大と見返りの推移から社会の崩壊を説く世界的に有名な学説の要約。

 「ひと夏の経験 〜EPRと経済の関係が示唆する現代文明の翳り〜」 (vol.2, pp.49-52., 公開日: 2008年12月11日)
 EPR(Energy Profit Ratio)の減少が課する物価体系の制約が都市型経済の成立条件であることを示し、原油価格の上昇とリーマン・ショック(2008年)の発生にも示唆。



・コラム (shiftM / シフトム)

 「なぜ再び岐路なのか」 (2010年10月28日公開)

 「温故知新 〜ローカライゼーション考〜」 (2010年12月02日公開)

 「原発をとめねばならない」 (2011年03月23日公開)

 「人心をして倦まさらしめん事を要す」 (2011年11月18日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『崖の底にある藁の山』」 (2012年02月28日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『成功するために調教されて、食べられるために飼育されて』」 (2012年03月30日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『崩壊五段階説』および『改訂版の崩壊過程:「財布に縛られて」』」 (2012年04月02日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『夢の奇妙な論理』」 (2012年04月24日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『死に際の資金集め』」 (2012年04月27日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『国家の債務不履行という喜び』」 (2012年08月03公開)
 * 世界的に注目されたFEASTAのDavid Korowicz氏による論文"Trade-Off :Financial System Supply-Chain Cross-Contagion: a study in global systemic collapse"の平明な解説でもある。

 「Dmitry Orlov氏の『アメリカの世紀後のためのソビエト後の教訓』」 (2012年08月08日公開)
 * この論文は、オリジナルの英語版のほか、スペイン語、ポルトガル語、フランス語訳が出ている。

 「石油減耗時代の雇用と当為」 (2013年05月08日公開)

 「集団疎開裁判に学ぶ石油減耗問題」 (2013年06月14日公開)

 「Binu Mathew氏の『エジプトに例示されたピークオイル革命』」 (2013年07月06日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『永続するコミュニティ (序)』」 (2013年11月01日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『永続するコミュニティ  その1』」 (2013年11月01日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『永続するコミュニティ  その2』」 (2013年11月01日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『永続するコミュニティ  その3』」 (2013年11月02日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『永続するコミュニティ その4:失敗の原因』」 (2013年11月02日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『永続するコミュニティ その5:成功例』」 (2013年11月02日公開)

 「Ugo Bardi氏の『セネカ効果:衰退局面が成長局面よりも速いワケ』」 (2014年02月07日公開)
 * ローマ・クラブの「成長の限界」のシミュレーションはあまりに複雑なために人々に理解されない。その問題を克服して、今後の人類の歩みを思索する上で有益な「脳に優しい」モデルを提示した、という内容。計算方法に関して簡単な説明を加えた。

 「Dmitry Orlov氏の『崩壊に至る所要時間の計り方』」 (2014年02月15日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『プーチン大統領の狂気』」 (2014年03月22日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『アメリカの外交政策の大失敗』」 (2014年06月19日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『戦争の始め方および帝国からの逃れ方』」 (2014年10月28日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『プーチンより西側諸国のエリートへ:遊び時間は終わり』」 (2014年10月30日公開)

 「Ugo Bardi氏の『化石燃料: 私たちはセネカの崖の縁にいるのだろうか?』」 (2014年12月28日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『崩壊の時代にうまくやること』」 (2015年05月08日公開)

 「Dmitry Orlov氏の『アメリカの泣きどころ』」 (2015年05月16日公開)

 「Ugo Bardi氏の『ギリシャ:仲間内で迷惑をかける国ではない』」 (2015年07月03日公開)

 「Orlov氏の『先物取引はブリヴェットなり』」 (2016年02月01日公開)

 「Ugo Bardi氏の『嘘の帝国』」 (2016年02月14日公開)




・その他 (石油減耗時代の展望に資すると思われるDmitry Orlov氏の論考の邦訳など)

  「崩壊時の相違」を見極める:ソ連はアメリカよりも崩壊の備えに長けていた

  The Slope of Dysfunction 機能不全という下り坂

  Peak Oil is History ピークオイルはすでに歴史だ

  ノーベル賞科学者フレデリック・ソディが貨幣論研究に転身した背景