金沢美術工芸大学

HOMETOPICSうつわであそぶ うつわにあそぶー平成28年度寄贈資料より 原田太乙・山本力吉の絵付け茶碗ー

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うつわであそぶ うつわにあそぶー平成28年度寄贈資料より 原田太乙・山本力吉の絵付け茶碗ー

イベント・展示

2017/06/01(木)-2017/07/19(水)

うつわであそぶ うつわにあそぶー平成28年度寄贈資料より 原田太乙・山本力吉の絵付け茶碗ー

美術工芸研究所 前期企画

うつわであそぶ うつわにあそぶ

ー平成28年度寄贈資料より 原田太乙・山本力吉の絵付け茶碗ー

2017.06.01-2017.07.19
金沢美術工芸大学研究所棟二階
第三展示ホール ガラスケース
主催:美術工芸研究所

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平成28年度本学に寄贈された作品の中から、原田太乙、山本力吉の絵付け茶碗をご紹介いたします。

本作は西坂方南(~昭和49年)が作った抹茶茶碗に、原田太一(本学日本画教授、昭和22年~47年在職)、山本力吉(本学彫刻専攻教授、昭和24年~40年在職)らが絵付けしたものです。

方南の弟が金沢美術工芸専門学校(現金沢美術工芸大学)日本画の一期生であったよしみで、当時の日本画教員であった原田太一が西坂邸を訪ねることがありました。本作はその際に原田が余技で絵付けをおこなったものです。また、山本力吉は同僚である原田を介して西坂と交友関係を持ました。

本作品は草創期の学生と教員の交流を物語る具体的な資料であるとともに、初期の教員が制作に関わった作品として大学史の面からも価値がみとめられ、昨年度本学に収蔵されました。

原田は日本画家、山本は彫刻家でありどちらも陶芸家ではありません。
原田と山本が絵付けを手掛けたこの茶碗は「作家の作品」というよりはむしろ「遊び」の成果であり、気の張らない作家同士の交流を示しているでしょう。

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◆展示作品◆
原田太乙(絵付け)「茶碗(さくら)」1946年頃 金沢美術工芸大学蔵
原田太乙(絵付け)「良寛詩茶器」1946年頃 金沢美術工芸大学蔵
原田太乙(絵付け)「茶碗(もみじ)」1946年頃 金沢美術工芸大学蔵
原田太乙(絵付け)「平棗(さくら)」1946年頃 金沢美術工芸大学蔵
原田太乙(絵付け)「蕨」1946年頃 金沢美術工芸大学蔵
金島桂華(絵付け)「椿花一枝」1946年頃 金沢美術工芸大学蔵
原田太乙(絵付け)「蛍」1946年頃 金沢美術工芸大学蔵
山本力吉(絵付け)「鯉のぼり」1946年頃 金沢美術工芸大学蔵
原田太乙(絵付け)「鶴之画茶碗」1946年頃 金沢美術工芸大学蔵
原田太乙(絵付け)「桜之絵茶盌」1946年頃 金沢美術工芸大学蔵

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 最終更新日 2018.01.24

2017.6.01

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