金沢美術工芸大学

HOMETOPICS知られざる異才 高屋肖哲

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知られざる異才 高屋肖哲

イベント・展示

2016/10/21(金)-2016/11/06(日)

知られざる異才 高屋肖哲

開学70周年記念 秋季特別企画展

知られざる異才 高屋肖哲

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開場時間:10:00-17:30(10月25日、26日、11月1日、2日は休場)
場所  :金沢美術工芸大学 図書館棟2階 展示室
主催  :金沢美術工芸大学 美術工芸研究所 後援:北國新聞社

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  • 高屋肖哲(1866-1945)は狩野芳崖の弟子で、その実力は芳崖四天王のひとりに数えられるほどであったといいます。また、東京美術学校(現東京藝大)に入学し、卒業後は一時期ですが、石川県工業学校で教鞭をとりました。晩年は各地を放浪して制作に打ち込んだと言われますが、現在まであまり注目されることがなく、今まで見逃されてきた画家と言えるでしょう。
    平成9年から平成11年にかけて行われた、金沢美術工芸大学美術工芸研究所共同プロジェクト 「高屋肖哲の絵画資料研究」において、本資料の大々的な調査・整理が行われ、これらの資料は本学に寄贈されることとなりました。近年では、平成28年4月に「高屋肖哲―模写・資料から見る画家の絵画学習と研鑽―」が開催され、話題となったのが記憶に新しいところです。
    今回の展示では悲母観音の模写をはじめ、肖哲の本質である仏教絵画を中心に展示公開いたします。昨年度から、再調査と整理を行ってきたこれらの資料は、ほぼ全てが初公開となります。
    肖哲については近年研究が進められており、今後、注目度の高い画家であります。どうぞこの機会に、高屋肖哲という画家の制作にかける想いと、明治時代以降の近代美術の魅力を感じていただければ幸いです。

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【出品作品】
「歴史場面図」(歴史人物-7) /「観音菩薩」(観音-113)大正10年1月21日/「悲母観音図」(観音-115) 大正元年11月7日/「悲母観音図(模写)」(観音-119)/「悲母観音図(模写)」(観音-9) 昭和9年10月16日/「涅槃図(模写)」(涅槃-1)/「観音菩薩図」(観音-100)/「観音菩薩図」(観音-105)大正14年2月5日 /『雑事抄録』(抄録-1~37)全35巻 明治32年~昭和15年 ほか 作品リスト

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2016.10.21

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