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【特別公開】曾我二直菴印 架鷹図屏風 KAYOZU BYOBU
2017/06/28-2017/07/02

【特別公開】曾我二直菴印 架鷹図屏風 KAYOZU BYOBU
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平成29年6月28日(水)≫7月2日(日)
金沢美術工芸大学 図書館棟二階 美術工芸研究所ギャラリー
開場時間:10:00-17:00(6月28日(水)-30日(金))
・・・・・10:00-15:00(7月1日(土)・2日(日))
入場無料
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今年のはじめ、金沢美術工芸大学は新出の曾我二直菴印「架鷹図屏風」を所蔵しました。この度、この六曲一双屏風を初公開します。
架鷹図は、鷹の姿を勇猛精悍に描いた鷹の肖像画ともいえる作品です。この様な架鷹図を得意とした絵師のひとりが、江戸時代初期に活躍した曾我二直菴です。本品にはその印影がありますが特定にまでは至っておりません。しかしながら、各扇に描かれる鷹の鋭い眼光や羽根の繊細な表現などは、曾我派の画系を伝えていると考えられます。
展示では文化財保存の視点からもご観察いただきたいと考えております。本品は紙面の虫損や骨格の強度低下により自立も困難な状態です。通常、損傷の著しい作品を展示することはありませんが、文化財継承の意義を考察いただきたく、展示期間を抑えることで実現いたします。
現在、本品の文化価値を再構築することによって修理を具体化する研究を進めております。この機会に合わせてご高覧いただけましたら幸いでございます。
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※公開は左右両隻の公開となります。
☆配布フライヤー←クリックで開きます
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主催:美術工芸研究所/平成29年度 教員研究費 特別研究「金沢美術工芸大学における文化財修理の実践」(研究者:荒木恵信(代表)、佐藤一郎)
2017.6.19