「われわれ東洋人は何でもない所に陰翳を生ぜしめて、美を創造するのである」今から90年前に著された谷崎潤一郎の随筆「陰翳礼讃」。光と闇という観点から日本人の美意識を読み解いて﹑「闇」と「光」というキーワードを日本美術に結びつける重要な手がかりと位置付けています。本展では、谷崎文学をテーマにして作られた漆器をご覧いただきます。
「陰翳礼讃」の中で漆における一番描写は、闇に隠れる豪華絢爛な美と谷崎は言っています。この様な日本の美意識を表現する為、伝統工芸の技法を研究しています。闇の中に浮かび上がる美の世界をお楽しみください。
李逸琰 敬具
【日時】
2021年11月17日(水)~12月5日(日)
10:00~17:00 (入館は16:30まで、最終日は15:00まで) 月曜日休館
【入館料】
一般500円、大高生300円、中学生以下は無料
【会場】
芦屋市谷崎潤一郎記念館 ロビーギャラリー
芦屋市伊勢町12-15
▪️沈金体験講座
日時:2021年11月20日(土) 13:00~16:00
場所:講義室
定員:10名(要予約)
受講料:1000円(入館料込み)
※別途材料費 2500円
持ち物:眼鏡(必要な方)
かぶれが気になる方:エプロンや腕カバー