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ひきふだ・ザ・ワールド―近代版画印刷技法の粋―
2017/10/10(火)-2017/10/13(金)

美術工芸研究所 2017年度後期企画
ひきふだ・ザ・ワールド―近代版画印刷技法の粋―
平成29年10月10日(火)>10月13日(金)
開場時間:12:00-17:30
場所:金沢美術工芸大学大学院棟2階展示室
入場無料
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引札(ひきふだ)とは商家が店や商品の宣伝を目的に制作した、広告のこと。
現代で言うチラシやフライヤーにあたります。
江戸時代後期に姿を見せ始め、昭和のはじめまで制作されていました。
江戸時代。日本の木版印刷は高い水準を誇っていました。
学術的な書籍や一般大衆向けの草紙、たくさんの浮世絵が木版によってつくられます。
引札はこうした時代と技術より生み出された、印刷文化のひとつなのです。
そして続く明治時代には、従来の木版に加え、銅版や石版などが台頭してきます。
それは、引札の世界でも例外ではなく、手を替え、品を替え、次々と趣向を凝らしたものがつくられました。
引札は単なるむかしの広告です。「美術品」ではありません。
しかし。
引札は人々が日常のうちに楽しむ「絵」であったことは間違いないでしょう。
今まで見過ごされてきた日常の中の絵画。
引札に目を向けるきっかけとなれば幸いです。
今回の企画は北陸の引札を中心に約40点の作品をご紹介いたします。
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展示作品(一例)
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↓クリックで拡大します(PDFファイル)
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更新日:2017年10月4日
本展示企画のビジュアルにはtakumiさま制作のフリーフォント「飴鞭ゴシック-B」を使用しています。
2017.10.10