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彫刻祭2019 AIR企画 滞在作家展「装束」
イベント・展示
2019/08/30(金)-09/08(日)
大栩直也(彫刻専攻4年)
「パブリック」再考 ―Artist in Share Houseという試み―
AIR(アーティスト・イン・レジデンス)は、アーティストがある土地に滞在し、そこで作品の制作やリサーチを行う形態のことを指す。
本個展は「シェアハウス」という機構にAIR における場の機能を担わせるという試み ―Artist in Share House―の一つの帰結としての展示であると言ってよい。
作家は約一ヶ月の間、実際に一住人として展示会場となるシェアハウスに身を置いた。
個人的な生活とパブリック・スペースとが隣接し交錯するシェアハウスという場は、コミュニティとしては特殊な形を持つ一方で、現代のコミュニティにおける個―公の関係の普遍性をも示唆し得るものである。
是非ともシェアハウスに足を踏み入れてみて欲しい。そこは展示会場という公共の場でありながらも、十数名もの住人の個人的な住居でもある。そのような場の空気に、いかなる居心地の悪さ、はてまた快さを覚えるだろうか。
そのような場の作用を反映した作品を通じ、改めて公共性の在り方を問う。
(キュレーション・中嶋彩乃)
□会期
2019年8月30日(金)- 9月8日(日)
12:00 – 16:00
□会場
SHARE HOUSE180°金沢
(金沢市石引3丁目7−41)
2019.8.28