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令和7年度一般選抜ホリスティックデザイン専攻色彩構成試験における試験運営上の不適切な対応に対する再発防止策について
はじめに
令和7年3月6日(木)に実施しました、「令和7年度一般選抜ホリスティックデザイン専攻色彩構成試験」におきまして、当日の試験運営上の用具に対する注意及びそのアナウンスの仕方に関する不適切な対応について、令和8年度一般選抜入試の実施に合わせて、再発防止策を取りまとめましたので、ご報告いたします。また、今回の対応にあたり、掲載までに時間を要したことに、お詫び申し上げます。
今回の件につきましては、ホリスティックデザイン専攻だけでなく本事案を大学全体の課題として捉え、全専攻において試験運用のためのマニュアル(以下、「運用マニュアル」)を再検討して本学の試験全体における再発防止策として取りまとめたものとなります。
改めて、今後このような事が発生しないよう再発防止に万全を期す所存でございます。ご理解くださいますようお願いいたします。
金沢美術工芸大学 学長 山村 慎哉
1.不適切な対応が起きた原因
令和7年5月16日に掲載のとおりです。
2.再発防止策
再発防止策を検討するに当たり、不適切な対応の原因となった試験監督教員間の情報共有のあり方や試験当日における注意のあり方については、ホリスティックデザイン専攻だけでなく大学全体の課題として捉えて検討してきました。その検討の中で、記載されていない道具の有無による不公平感が出ることを避ける「用具そのもの」への注意ではなく、受験当日の環境の公平性として、全受験生が試験に集中できるよう「他の受験生に迷惑になる用具(音の出るもの、飛散するもの)の使用を禁止する」こととしました。
また、試験監督教員間の情報共有の方法、試験当日における注意の方法を再検討し、二度とこのようなことが起きないよう、万全の体制を整えることとしました。
1)募集要項
募集要項については、受験当日の環境の公平性として、全受験生が試験に集中できるよう注意事項として「他の受験生に迷惑になる用具(音の出るもの、飛散するもの)の使用を禁止します。」と記載し、備考として「『一式』とは、各試験で使用するために必要な用具全般を指します。種類の指定はなく、受験生が必要と判断するものを持参してください。」と記載することで、他の受験生に迷惑になる用具(音の出るもの、飛散するもの)でない限りは注意しないことを受験生に対し伝えることを目的としたものにしています。
また、募集要項は、昨年度までは全ての専攻で1つの表として記載していたものを、受験生により分かりやすく伝えるために、専攻別に分けて掲載しました。
※募集要項掲載先はこちらです。
2)注意の方法
注意が必要な案件が発生しましたら、使い慣れた用語であっても省略などせずに正式な名称で伝えるなど、入試本部から各試験監督教員への指示は明確な形で行います。
また、受験生へ注意を行う際には、大学入学共通テストに準じて「注意書」及び「不正行為通告書」の提示にて行います。
2025.10.10